病院薬剤師の疑問にお答えします



病院薬剤師とは、文字通り、病院内で薬剤師をされている方のことをいいますが、病院という区分けは基本的に「院内に20以上の入院患者収容ベッド数を持つ医療機関」のことを指しますので、入院患者さんの調剤も勿論しなければなりません。

というよりも、主に入院患者さんの調剤等々が病院薬剤師の仕事になってきています。

近年、医薬分業が盛んになり、通院患者さんは院内でお薬を貰わずとも、ご自分の都合のいい調剤薬局に処方箋を持っていけば、そこでお薬を貰えるようになりました。

これに伴い、病院薬剤師の業務内容は以前よりも変化してきています


又、病院といっても、100人以上の入院患者を収容している総合病院もあれば、こじんまりとした病院もありますので、勤務先によっても病院薬剤師の業務内容は違ってきます。

例えば、複数の診療科目がある総合病院の場合は、診療科ごとに薬剤師が区別されている病院もあります。所謂、各診療科の医療チームの一員として、薬剤師の仕事を任されるわけです。


常に入院患者さんと向き合って薬剤師の知識を活かすことが、医療チームに貢献し、患者さんの病状回復の手助けとなります。これは、薬剤師にとって大きなやりがいを感じられる点だと言えるでしょう。

又、処方箋を受け取って調剤する薬局の仕事とは違い、日々、入院患者さんに接しながら服薬指導や薬効を確認できること、注射薬調剤に携わることができること等々、病院薬剤師ならではのスキルも身に付けられます。




そして、病院薬剤師にとって必要不可欠なもの、それはコミュニケーション能力です。

特にメンタル面でのケアが必要な診療科、例えば、産婦人科や精神科などでは、患者さんが安心して服薬できるように、納得されるまで説明が必要な場面も当然でてきます。


いかに、薬剤師として患者さんに信頼されるかが鍵となりますので、そのためには、コミュニュケーションを上手くとる必要があります。

小児科も然りです。子供にとって必要な薬なのか、副作用はないのか、保護者は非常に敏感であり、不安でもあります。

小児科の場合、保護者が納得いくような薬の説明をし、不安を取り除いてあげねばなりません。この際も、当然必要なのは、コミュニュケーション能力です。


病院薬剤師は、薬剤師としての知識は当然のことながら、コミュニケーション能力がたけているかも重要な要素の一つです。それは、職場の人間関係にも繋がってくるからです。

病院に勤務するということは、医師や看護師と接することが多くなります。医師も色んな性格の方がいらっしゃいますので、些細なことが原因で関係がギクシャクすることもあります。


又、その様な医師との間を取り持っているのが看護師であり、病院薬剤師と看護師の関係は、医師以上に密接な繋がりがあります。看護師とのコミュニケーションが上手くとれずに関係が悪化し、業務に悪影響がでることも往々にしてあることです。

人間関係の煩わしさほど、面倒なことはありません。人間関係を良好に保つためにも、コミュニケーション能力は欠かすことができないと言えます。


以上のように、薬剤師としての知識は基より、コミュニケーションスキルアップも可能な病院薬剤師を経験すると、調剤薬局に転職した際、調剤薬局の業務を楽に感じられるメリットもあります。

言い換えれば、調剤薬局から病院薬剤師への転職は、生半可な気持ちではチャレンジできるものではないとも言えるでしょう。下記では、病院薬剤師に転職をお考えの方のために役立つ情報をいくつか紹介しています。ぜひ参考にしてください。

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病院勤務と薬局勤務の大きな違いの一つに、病院薬剤師は夜勤も視野にいれなくてはいけない点があります。患者数の多い病院勤務の場合、日中も忙しいうえに、夜勤も入るとなると、調剤ミスの許されない薬剤師にとって、心身ともに激務になることは覚悟しておいた方がいいでしょう。

かといって、年収が高額というわけではありません。病院の規模や地域で差はありますが、初年度年収の相場は300~350万円位です。

それでも病院薬剤師希望者が多いのは、やはり薬剤師として大きく飛躍できるメリットがあるからでしょう。只、希望者が多い割に採用枠は少ないため、かなりの狭き門であることは間違いありません。


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