転職体験談(1):CROから病院への転職

薬剤師,cro


転職前に就いていた仕事について

転職前は中堅のCRO(医薬品・医療機器開発業務受託機関)において、CRA(臨床開発モニター)として医薬品の開発業務に携わっていました(大阪府/33歳/女性)。


消化器・肝臓・腎臓に関連する治験プロジェクトで、日本全国におよぶ医療機関の担当先へ出張ベースで訪問し、治験が問題なく遂行されているかの確認、並びにクライアントからのニーズに応じた担当先への折衝などをしていました。

転職しようと思ったきっかけ

CRAの最終目標としては、医薬品の承認がされ病める患者さんの役に立つことができるというやりがいがあり、仕事に対する報酬面にも問題はありませんでした。

昇進もありこれから下を育てるという立場に差し掛かる時でもあり、CRAの仕事として次のステップへと差しかかる頃でした。


しかしながら、私が30歳になる節目に6年制で学業を終え薬剤師免許を取得した薬剤師が世に出るということがありました。

彼らが現場に出る前に、実臨床の場で日々患者さんと関わりながら、薬剤師免許を活かした仕事がしたいと以前から思っていました。

またこれまで夜遅くまで仕事をしていることが多かったので報酬面が下がっても仕事後の時間を得て、友人との交流や家族との時間、趣味であるゴルフをすることなどを優先したいという思いがあり転職するという決断に至りました。

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どのような転職活動をしたのか

転職先を見つける方法

転職活動は失業手当を申請するために通っていたハローワークでの求人閲覧のほか、薬剤師専門の転職エージェントへの登録をしました。

ハローワークでは、調剤薬局や病院などそれぞれの職種での勤務形態や報酬・福利厚生などについて、どのような感じであるかを見ていました。

実際、転職活動を進めるに際しては、幅広い求人を得るために2社の転職エージェントに登録をし、面接へと進むことになりました。

この時は仕事後の時間が欲しいものの、報酬面を下げることに対する迷いがありました。


通常、調剤業務の経験者の転職であれば、現状より報酬面を上げて転職される方が一般的かと思います。

私は調剤業務が未経験であったため、経験者よりも報酬面としては下がるとエージェントに言われました。


よって、年収500万以上の調剤薬局および年収400万以上の病院で、自宅からの通勤が1時間以内、完全週休2日制、調剤未経験者歓迎の求人を提示してもらうことにしました。

2社の転職エージェントから挙がってきた求人は、合わせて10数件でした。

ほとんどは調剤薬局の求人であったため、その中でも医師や看護師との同行が可能で、服薬管理などにも携われる在宅をしている求人に絞り、調剤薬局は3件面接に行くことにしました。


病院の求人については元々少ない上に、未経験を募集していない、土曜の勤務ありなどの求人が多かったので、最終的に条件に見合うのは1件となり、そこへ面接の依頼をしました。

2社の転職エージェントを比較すると、最終的に転職先を決定するに至った求人を紹介して頂いたエージェントについてはその他の紹介求人についても、私のニーズにとても近いものを、紹介して頂くことができました。


もう一方のエージェントについては、面接前の求人は多く提示して頂いたものの、私のニーズとは少し違ったものが散見されました。

エージェントによって紹介求人は様々であるので、エージェント登録を複数すると求人数は増えます。

しかしながら、多すぎては取捨選択に労力を要すため比較対象ができる最低2つのエージェントに登録をしたことはよかったのではないかと思います。

転職先との面接

調剤薬局での面接は、主に店舗見学と社長もしくは、管理薬剤師および実務に関わる薬剤師との面接でした。

3件の中で最も印象的であった面接は社長と直接話せた会社で、これまでの会社の変遷ならびに今後目指して行きたいビジョンを明確に提示し、その中で私が個人としてどういう立ち位置を担って行くことができるかを共有できたものでした。

また、病院に関しては病院事務長と管理薬剤師との面接で、これまでのスキルを活かした上でどのようなことを担って行って欲しいかの提示がありました。

転職先の最終決定

最終的に、最も印象的であった調剤薬局と病院の両社から内定を頂き迷いました。

ですが、当初の報酬面が下がっても仕事後の時間を得ることを優先したいという意思を貫き、病院への転職をすることにしました。

<関連記事>:調剤薬局と病院を比較した!薬剤師が就職・転職するならどっち?


転職後の職場の様子

これまで20〜30歳代男女を中心とした職場で働いていましたが、病院に転職後は40〜50歳代女を中心とした職場へと変わりました。

当時、まだ20代であった私を娘のように可愛がって下さいました。

業務としては調剤未経験であったために、まずはゆっくりと薬の配置を覚えながら調剤することから始まり、調剤が慣れてきた頃に監査業務をすることになり、その後注射製剤の調剤、病棟担当など業務範囲が広がりました。


その後、病院にオーダリングシステムが導入されることになり、これまでのPCスキルを活かし薬のマスタ作成やシステム間の連携などの作業を、率先してすることを任されました。

また、プレゼンスキルを活かし、看護師向けの薬の勉強会や患者さん向けの糖尿病教室にも参画しました。


調剤薬局では、基本的に関わる相手は患者さんがメインになりますが、病院では患者さんはもちろんのこと医師・看護師・臨床検査技師・放射線技師・栄養士・事務など多岐に渡って接することができ大変勉強になりました。


転職活動を通じての所感

転職活動においては、自分が現在立っているライフステージにおいての仕事のウエイトを考えることだと思います。

私の場合、20代は毎日朝から晩まで仕事に追われていましたが、納得の行く報酬を得ていました。

30代になるという節目にこのまま仕事に追われる日々を過ごすか、少し仕事のウエイトを下げてその他のための時間を作ることを選択するかを考えました。


また、今後どのような目的を達成するための転職であるかを、はっきりさせる必要があると思います。

調剤業務が未経験であったので、いつか調剤に携わることを考え、早いうちにそれをするべきだと考えていました。

それらが実現できるだろう職場を選ぶことが、大切であると思いました。

実際、職場に身をおいてみないことには人間関係など細かい部分は見えてきませんが、まずは自己実現するために必要な環境が揃っている職場探しをすることが大切であると思います。

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