転職体験談(2):大手薬局チェーンへ転職した薬剤師

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転職前の私

神奈川県在住の32歳女性です。夫と2歳長男、0歳長女の4人家族です。バリバリのワーキングマザーです。

今回私は思い切って転職をしました。その経緯を記します。

転職前は小規模の保険調剤薬局に勤めておりました。薬剤師は正社員1名、パート4名。事務員正社員1名のこじんまりとしたアットホームな職場でした。


全員女性の職場でしたが、女性職場にありがちなドロドロした感じは一切なかったです。

全員がサバサバとしており、仲が良く、大変居心地の良い職場でした。転職前は正社員で働いており、年収400万円程度でした。

薬局所在地も自宅から車通勤で、片道20分ほどの場所でした。人間関係と立地、報酬はとても満足しておりました。


転職のきっかけ

人間関係と報酬面では満足していた前の職場ですが、薬剤師としてのキャリアを考えた時に不安を感じ始めました。

具体的な不安とは、「ただ漫然と調剤する日々で良いのか」ということです。

小規模の薬局ということもあり、応需しているクリニックも小さかったのです。

それ故に処方箋から学べることは少なく感じておりました。クリニックの先生も1人しかおらず、漫然とした処方を繰り返すので、「お約束処方」のみでした。


仕事としては大変楽です。処方はいつもほぼ決まっていますから。

しかし、それ以外の処方を見る機会が全くない中で、薬剤師としてのキャリアが積めない現状に焦りを感じておりました。

以上の理由から、いつしか何となくですが、転職を考えるようになりました。


転職活動あれこれ

思い立ったが吉日とばかりに、転職活動を開始しました。

と言いましても、私自身が2児のママで、家事育児が最優先です。

さらに日々仕事もこなすので、とても転職活動まで手が回りません。


結局自分自身で転職情報を仕入れることは不可能と判断し、薬剤師専門の転職会社に登録しました。

大手の会社です。大手だからこそ、求人の多さやコーディネーターの力量に期待しました。


ネットから登録しました。氏名年齢などの個人情報を入力後、転職の希望条件を入力するだけです。

忙しい身に、大変簡単で助かりました。希望条件は、敢えて厳しめに入力しました。

驚いたことに、コーディネーターの方から確認の電話がかかってきたのは、夜の21時頃でした。

一般的にはあまり常識的ではないお時間でしょうけれど、私のようなワーキングマザーにはゴールデンタイムなのです。


逆に21時以前は、子供たちの夕飯・お風呂・寝かし付けと大忙しです。

それを知ってか知らずか、21時という時間は私にとっては大変ありがたい時間でした。

子供たちは寝静まっているので、ゆったりと自分の転職の希望や、将来の薬剤師としてのキャリアビジョンをお話することが出来ました。


尚、コーディネーターさんは20代後半の女性で、若さなりのやる気に満ち溢れた方でした。

この方を信じて、私の転職活動を全面的にお願いしようと決意しました。

初回の電話面談から3日後に、転職先の候補を2社挙げて下さいました。

正直この2社という数に私は不満でした。


「大手なのにたった2社しか提案出来ないものか」と思ってしまいました。

このことをコーディネーターさんに尋ねてみました。

せっかくの転職活動です。私も納得して進めたかったからです。妥協をするつもりはありません。


すると、私の住んでいる沿線はママ薬剤師が多く、激戦であることを教えて下さいました。

条件からいくと、この2社がやっとだったとのことでした。

1社目は有限会社で薬剤師3人、小規模ながらもクリニックモールの中に薬局が入っており、多面的な処方箋を勉強出来るところです。

場所は自宅最寄駅から下り方向に5駅目で、往復共に必ず座れます。


2社目は大手の調剤薬局チェーンです。薬剤師は常時3名です。

大手ということもあり、福利厚生面は文句なしだそうです。

定期的に勉強会や、大きな学術大会に参加も可能とのことです。教育面でのサポートも手厚いそうです。


薬局自体は路面店ですが、近くに総合病院があるので、こちらも様々な処方箋を勉強出来ます。

場所は自宅最寄駅から上り方向に10駅目で、往復共にラッシュ時でおそらく座れません。

報酬面ですが、2社共に年収450万程度とのことでした。大変悩みました。

どちらも一長一短です。

悩みやすい性格の私ですから、提案して下さったのが2社のみで逆に良かったと、この時に思いました。


いざ!面接へ

結局悩んでいても埒が明かないので、2社共に面接へコマを進めることにしました。

雰囲気を見て決めるのも悪くないと思ったからです。

面接自体が数年ぶりでしたから、とても緊張しました。

慣れないスーツに身を包み、履歴書と職務経歴書を持ち、面接へと臨みました。


尚、コーディネーターさんにお願いして、2社の面接を同日に調整して頂きました。

無理は承知の上でした。

しかし、2社のイメージが色褪せないうちに判断したかったことと、多忙なので面接を一時に終えたいという気持ちからの我儘でした。

運良く、2社の面接を同日に行うことが出来ました。


面接当日は私一人で両社共に伺いました。どちらの面接も終始和気あいあいとしたものでした。

印象的だったのが、どちらも今までの経歴よりも、今後のやる気・ビジョンを明白に聞かれたことです。


「今は子育て真っ只中ですが、子供たちが手から離れた時に、若い人たちに引けを取らない薬剤師でいたい!その為にもたくさんの処方箋に触れて日々勉強したい!」という思いを熱く語って来ました。


終わった感覚としては、2社共に手応えがありました。

実際に「一緒に働きたいですね。」とおっしゃって頂けました。


面接結果

案の定と言うと偉そうですが、どちらも合格でした。

自分の市場価値がまだあることに安堵感を覚えました。同時に悩みました。

ありがたい悩みですが、おおいに悩みました。どちらも魅力的です。


結局私が選んだのは、大手の調剤薬局チェーンです。

決め手は定期的に勉強会に参加出来ること、大きな学術大会に参加出来ることです。

これは勉強へのモチベーションが高い私には大変魅力的でした。


強いてもう一つ決め手を挙げるならば、大手企業ならではの福利厚生面でしょうか。

もう1社は小規模の有限会社ということもあり、福利厚生と言えるほどの待遇はありませんでした。

大手企業に自分の身を守ってもらえることは、これからまだ長い人生を考える上で利点になります。


実際に働き始めて・・・

初出勤は大変緊張しました。薬剤師も事務員も全員女性です。

皆20代後半から30代前半と年齢が近く、打ち解けるのに時間はかかりませんでした。

管理薬剤師の女性も29歳とのことで、休憩時の話題はこの女性の恋バナだったりと、とても楽しい職場ライフを過ごしております。


勿論、当初の目的である勉強も怠っておりません。

最初は見慣れない処方箋、今まで取り扱ったことのない薬に戸惑いました。

しかし向上心を焚きつけられました。夜子供たちを寝かし付けてから、僅かな時間ですが勉強しました。

まだ大きな学術大会の参加は果たせていませんが、ゆくゆくは自分も発表出来る立場でありたいと思っております。


転職活動を終えてみて

実際に転職活動を行ってみて、人生をより豊かにすることが出来ました

。私の場合は、転職理由が自分のスキルアップを狙うところにあったからかもしれません。

ただ漫然と働くことは出来ない性分なので、転職して正解だったと思います。


転職活動においても、運良く熱心なコーディネーターさんに当たりました。

この方に自身のキャリア設計を語ることで、自分の夢や目標を再確認することが出来ました。


在職中の転職活動は非常に気力を使います。

しかし、自分の人生がかかっていることなので、妥協せずにトコトンやるべきです。そしてトコトン悩みましょう。

おのずと道は開けます。納得するまで突き進むべきなのです。


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