女性薬剤師のための転職アドバイス



薬剤師は全国的に求人数が多く、比較的転職しやすい仕事だといわれています。女性薬剤師が転職を考えるのはどんな時なのか、転職に際してはどのような点に気をつけるべきなのか等のポイントを詳しく紹介していきます。


女性薬剤師、転職を考えるのはどんな時?



仕事をするうえで転職は付き物といいます。女性薬剤師はどのようなことをキッカケに転職を考えるのか、あるアンケート調査の結果をもとに転職理由をまとめてみました。

結婚・出産

女性薬剤師の転職理由で最も多いのが「結婚」と「出産」です。最近では結婚や出産をしても仕事を続ける女性が増えていますが、さまざまな事情で職場を変えるというケースも少なくないようです。まずは結婚を機に転職した例を見てみましょう。


■結婚

結婚をキッカケに転職を考える理由は、大きく分けて3つあります。1つめは現在の職場が忙しく、時間的・体力的な負担が大きいというような場合です。

女性が結婚すると家事に時間を取られたり、配偶者と過ごす時間を取りたいと考える人が多いようです。そのため、残業や土日出勤が少なく、プライベートに時間を割きやすい職場に転職しようとなるわけです。

2つめは結婚後の新居が職場から遠いという場合です。独身時代は実家やアパートから通勤していたが、結婚後の住いからの通勤がむずかしいというようなケースで転職も止むを得ないとなることも多いのです。多少の無理をすれば通勤は可能であっても、無理をしてまで現在の職場に留まる必要はないと判断する女性薬剤師が多いのも事実です。

3つめは結婚によって生活環境が変わるという場合です。結婚後に配偶者の家族と同居して家事負担が増えたり、配偶者の収入で十分に暮らしていけるなどのケースでは、フルタイムの仕事からアルバイトやパートに転職する女性薬剤師も少なくありません。出産や育児を想定して、時間的にも体力的にも無理のない職場への転職を考えるケースもあるようです。



■出産

結婚と同様、出産は女性にとって大きなライフイベント(人生上の出来事)のひとつです。女性薬剤師のなかにも、「出産で現在の職場を辞めてしまうと、これまで積み上げてきたキャリアを失うことになる」と考える人もいます。

20代で就職して仕事を覚え、一歩ずつステップアップしてきた成果を無駄にしてしまうのではないかという不安を感じるというケースです。こうした場合は「産休」や「育休」を使って、現在の職場でのポジションを維持しようということになります。


出産にあたって「産休」や「育休」を取らず、勤務時間が短く体力的に無理のない勤務先に転職するという女性薬剤師もいます。これは薬剤師の主な職場である調剤薬局やドラッグストアは立ち仕事が多く、妊娠中は身体がキツいだけでなくさまざまな不安もあるためです。

こうしたケースでの転職先としては、デスクワークが中心の薬剤メーカーのコールセンターや高齢者施設・介護施設の薬剤師の仕事を選ぶという人もいるようです。


これは女性薬剤師に限らないことですが、第一子の出産をキッカケに仕事を辞めてしまう女性の割合は全体の60%に達しているという調査結果があります。いったん仕事を辞めてから子育てが終わったあと復職するという方法もありますが、出産を機にデスクワークの仕事に転職するというケースも増えています。

出産や育児には費用が掛かりますので、収入を確保するという意味でも仕事を続けるというのはベターな方法ではないでしょうか。

育児・子育て



結婚や出産に続いて女性薬剤師が転職を考えるのが「育児・子育て」です。「育児休業法」という法律では、「育休」を取得する権利があると定めています。ただし、育休中の給料は支払われないという勤務先がほとんどですので、その間の収入はゼロとなってしまうので、出産から子育てという状況を機に転職を考える女性薬剤師が多いのです。

介護・家族の問題

女性薬剤師が転職を考えるキッカケのひとつが「介護や家族の問題」です。我が国は超高齢化社会に突入しつつあるといわれていますが、両親(義父母)や祖父母の介護などを理由に、比較的負担の少ない職場に転職する女性薬剤師も少なくありません。

介護の問題は今後さらに深刻化すると予想されており、この問題が原因で転職を考える女性薬剤師も増えていくでしょう。

年収・キャリアアップ

就職後2~3年を経過した時期になると新たなキャリアを目指したり、より高収入を得られる勤務先に転職を考えるというケースです。キャリアアップは年収アップにもつながりますので、やりがいのある職場に転職するというのは自然な流れといえるでしょう。特に薬剤師は自分の能力を発揮できて年収が上がる転職の成功例が多いという特徴もあります。

人間関係・社風



人間関係の問題は薬剤師に限らず、どのような職場にも少なからず存在するものです。上司や先輩と考え方が合わない、同僚や後輩と良い関係が築けないといった場合、大きなストレスにつながることがあるので注意が必要です。職場の社風に合わないというのも転職を考える理由のひとつに挙げられます。

仕事内容・労働時間

仕事内容が物足りない、希望する仕事をさせてもらえない等の理由も、女性薬剤師が転職を考えるキッカケになります。薬剤師として充実した仕事がしたいのに、接客ばかり任せられたり在庫管理などの雑務が中心であれば転職を考える結果になりやすいでしょう。また、仕事は充実しているものの残業が極端に多いといったケースでも転職を考える女性薬剤師が多くなっています。


女性薬剤師のための転職アドバイス



「薬剤師の資格は一生モノ」という話を耳にします。結婚や子育てを経験しても仕事への復帰が可能なのはもちろん、転職に際しても薬剤師資格が有利に働くことは言うまでもありません。次に女性薬剤師が転職をする場合、どのような点に注意したらいいのかというポイントを挙げていきましょう。

1.結婚しても働き続けられるか

女性薬剤師にとって、結婚しても働き続けられる職場かどうかは大きな問題です。薬剤師は性別による差が少ない職業ですが、まれに勤務先によっては結婚すると働きにくいというケースもあるので事前にしっかりリサーチしましょう。

先輩薬剤師からのアドバイス:「残業や休日出勤が多い職場は結婚後に働きにくい場合があります。家庭の都合などに配慮してくれる既婚女性の多い職場をおすすめします」

2.産休・育休を取得できるか

「産休」や「育休」は法律で保障されている働く人の権利ですが、まだまだ現実には産休を取りにくいという職場も少なくありません。転職先が産休や育休を取れる職場かどうかは必ずチェックしておきましょう。託児所付きの職場なら仕事と子育てが両立しやすくなります。

先輩薬剤師からのアドバイス:「結婚と仕事を両立させるためには産休・育休が取れる職場を選ぶことが大切です。入社してから後悔しないためにも転職時に必ず確認してください」

3.収入と仕事量のバランスはどうか

転職を探す場合、年収アップを考える人は少なくないでしょう。年収が上がるかどうかは重要なポイントですが、収入が上がっても労働時間が増えたり厳しいストレスがあるようでは意味がありません。収入と仕事量のバランスがどうかという点にも留意する必要があります。

先輩薬剤師からのアドバイス:「転職で大幅年収アップした同僚がいますが、忙しいうえに責任の重い仕事を任されて体調を崩したという例もあるのでバランスを大事にしましょう」

4.人間関係の良い職場かどうか

仕事をするうえで職場の人間関係は重要なポイントです。雰囲気の良い職場なら気持ちよく働くことができますが、逆の場合は精神的なストレスの原因となります。社員や職員の関係が円滑な職場なら仕事も上手くいきやすくなるのです。

先輩薬剤師からのアドバイス:「薬剤師の職場は女性が中心ですが、なかには人間関係のトラブルを抱えてしまうケースも見られます。それが原因で退職するという薬剤師もいるので注意しなくてはいけませんね」


結婚・出産を機に転職する方はタイミングにも注意!



女性にとって結婚や出産は人生の大きな出来事のひとつです。これは女性薬剤師にとっても同様のことでしょう。そのため結婚や妊娠・出産をキッカケに転職を考える女性薬剤師が多いのもうなずけるところです。

しかし、同じ転職するにしてもタイミングによっては上手くいかない場合もあるので注意する必要があります。次に結婚・出産が理由の転職のタイミングについて見ていきます。

1.結婚が決まったら転職する

結婚が決まったタイミングで転職するというケースです。生活の変化に合わせて働きやすい職場に移る方法ですが、現在の職場を退職しやすいというメリットがあります。既婚女性に理解のある職場を見つけられれば成功しやすい方法といえるでしょう。

2.結婚後、しばらくして転職する

結婚してから、しばらくして転職先を探すというケースです。落ち着いて働きやすい職場を探すことができます。ただし、転職後に妊娠・出産となった場合、産休が取りにくかったり、育休が取れないというデメリットもあります。

3.妊娠を機に退職し、出産後に復職(転職)

妊娠が分かったタイミングで退職し、出産後に体調が戻ったら復職(転職)するというケースです。心身ともに無理をしないで済むというメリットがある反面、産休・育休がないというデメリットが発生します。収入減も問題かもしれません。

4.出産を機に退職して出産後に復職(転職)

出産直前まで働いたうえで退職し、出産後に復職(転職)するというケースです。退職しやすい方法ですが、産休・育休が取れないというデメリットがあります。転職するまで収入がゼロになるという問題も発生します。

5.出産後しばらくしてから転職する

現在の職場で産休を取り、出産後しばらく待ってから転職するというケースです。収入減になる期間がなく、経済的に安定しているというメリットがあります。ただし、働く女性として信頼をなくす可能性があるので、できれば避けたほうがいいかもしれません。

転職先がどんな職場なのかを個人で調べるのは困難な部分があります。求人先の状況を事前にリサーチするためには、薬剤師専門の転職サイトを利用すると詳細な情報が得られて便利です。結婚や出産、子育てなどをキッカケに転職を考えているなら、求人先の詳しい情報を知ることができる転職サイトを利用してみてはどうでしょうか。

<女性薬剤師のための転職まとめ>

  • 結婚や出産を機に転職を考える女性薬剤師が多い
  • 子育てのために働きやすい職場に転職する人もいる
  • 年収やキャリアアップも転職理由に挙げられる
  • 転職先は結婚や出産後の働きやすさを重視しよう
  • 結婚や出産に関わる転職はタイミングも大切


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