薬剤師の転職理由ってどんなものがある?



「薬剤師は求人需給が高いから転職は簡単」といっても、安易に現在の職場を辞めるのはためらいがあるという人も少なくないでしょう。ある調査によると実際に転職を経験した薬剤師は全体の約50%という結果が出ています。ほかの薬剤師のみなさんは、どんな理由で転職しているのかを探ってみました。

薬剤師の転職理由で多いのは、(1)現在の職場に不満がある、(2)スキルアップが目的の2点です。以下に詳しくまとめていますので、ぜひ転職に迷ったときの参考にしてみてください。


「現在の職場に不満がいっぱい!」が転職理由


収入への不満で転職を決断

薬剤師で収入(年収・給与)に不満を感じて転職する人は意外に多いものです。その理由は大きく分けて3つあります。

●単純に給与が安過ぎる
薬剤師の平均年収は約530万円ですが、自分の年収がかなり低いとなると不満を抱くのは当然のことかもしれません。労働条件があまり違わないなら、高収入が見込める求人先への転職を決断するということになるのです。

●仕事に対して収入が低い
毎日の仕事量が多いのに低収入だったり、難しい業務をこなしているのに給料が安いとなると転職を考えざるを得ません。特に薬剤師はミスの許されない職種ですので、「こんな低収入では見合わない」と考える人が多いようです。

●昇給がない、残業代が出ない
現在の給与はまずまずだが、昇給や残業代が期待できない職場というのも問題です。「いくら働いても給料がアップしない」「サービス残業ばかりで不満」というのも薬剤師の転職理由のひとつになっています。

人間関係のトラブルが転職の理由

薬剤師の転職理由で多いのが職場の人間関係です。上司、先輩、同僚、後輩はもちろん、経営者(オーナー)やお客さんとの人間関係も転職の原因になります。

●上司や先輩と上手くいかない
店長や主任、先輩との人間関係が上手くいかないと職場で働きにくくなります。「自分が何をしても叱られる」「単に嫌われているだけかも」「職場に行くのが気が重い」等となれば転職を決断するのも無理はありません。

●同僚との関係が悪化している
職場では同僚と上手くやっていかないと仕事に差し支えます。「仕事の用事で話しかけても無視される」「席を外すと悪口を言われる」という状況になるとストレスが溜まって転職という結果になります。

●後輩の顔を見ただけでイライラ
一生懸命仕事を教えても成果が出ない、何か少しでも注意すると逆切れする、ミスがあれば自分がカバーしなくてはならない等々、後輩にイライラする薬剤師はたくさんいます。限度を超える状態になれば転職という例も少なくないのです。

●経営者やお客さんとのトラブル
勤務先の経営者(オーナー)は薬剤師の雇用主です。その経営者と合わないとなれば、いくら頑張っても無駄と感じるでしょう。また、お客さんや患者さんとのトラブルが続くようなら転職せざるを得なくなります。

待遇・労働条件が悪くて転職を決意



職場の待遇や労働条件の問題も転職の大きな原因です。

●仕事にやりがいを感じられない
現在の仕事に労働意欲を感じない、もっと違う仕事をしたいという理由で転職する薬剤師も少なくありません。苦労して国家資格を取得したのに、やりがいを感じられずストレスで体調を崩す人もいます。仕事の意欲は薬剤師が働くうえで重要なポイントのひとつです。

●労働時間が長過ぎて限界を感じる
残業が多くてプライベートの時間がない、シフト制で夜勤があり体力の限界を感じる等の状況は転職理由になりやすいものです。特に薬剤師不足の職場では「休みたくても休めない」「深夜になっても帰れない」などの状況になりがちです。

●出産や育児に理解がない職場に不満
勤務先の経営者や上司が出産や子育てに理解がないと転職の原因になります。特に薬剤師は女性が多いので、こうした理由で転職するケースが増えています。自分のライフサイクルを考えたうえで転職となるわけです。

<ここまでのまとめ>

  • 仕事はハードなのに給与が安いと転職理由になる
  • 昇給の見込みのない職場や残業代が出ない職場も同様
  • 上司や先輩、同僚などとの人間関係も転職の原因に
  • 経営者やお客さんとのトラブルで転職する人もいる
  • ほかにも労働条件の悪さや育児への無理解も理由になる


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次に、薬剤師の転職理由を別の側面から紹介していきます。収入や人間関係の問題以外に、どんな転職理由があるのでしょうか。


「将来を見据えてスキルアップ」が転職理由



現在の職場に不満を感じて転職する薬剤師がいる一方、スキルアップやステップアップを目的に前向きな転職を図る薬剤師もいます。その代表的な3つの例を紹介しましょう。

薬剤師としてスキルアップしたい

薬剤師として働くのは収入だけが目当てではありません。自らがステップアップすることで、より患者さんの役に立つ仕事をしたいと考えて転職する薬剤師もたくさんいます。

●毎日単純作業ばかりで虚しい
せっかく薬学大学を卒業して国家資格を得たのに、勤務先の職場では商品整理や在庫管理などの雑用ばかりではモチベーションが上がりません。これまで学んだ知識を活かしてスキルアップするには、新しい勤務先に転職するというケースが多いのです。

●薬剤師としてのステップアップ
薬剤師として調剤や販売を行なうだけでなく、新たにステップアップを目指すという薬剤師もいます。人気があるのは薬剤管理指導を担当する臨床薬剤師や、薬剤・従業員の管理指導を担当する管理薬剤師の仕事です。こうした仕事はやりがいがあるだけでなく、収入アップにもつながります。

患者さんと密に接する職場に行きたい



同じスキルアップでも、薬剤師として今よりも患者さんの役に立ちたいという理由で転職する例もあります。

●調剤薬局から病院薬剤師に転職
薬局でもたくさんの患者さんと接する機会があるものの、より濃密に患者さんをサポートしたいと考えて病院(病棟担当)薬剤師に転職するケースは少なくありません。病棟の仕事は日々患者さんと接するのが中心で、スキルアップと同時にやりがいを感じられます。

●在宅業務のある調剤薬局に転職
一般的な薬局やドラッグストアから、在宅業務のある調剤薬局に転職する薬剤師が増えています。在宅業務とは薬局勤務の薬剤師が直接患者さんの自宅に訪れ、処方箋の調薬を届けて服薬指導や薬剤管理を行なう仕事です。高齢化社会の進捗とともに、今後さらに需要が伸びていく分野でもあり、転職する薬剤師は増えていくと考えられます。

将来のためにステップアップしたい

上記の例以外にも、将来を見据えたステップアップを目的に転職する薬剤師もいます。

●パート、アルバイトから正社員に
収入アップや安定収入を目的に、パート・アルバイトから正社員を目指して転職するケースです。薬剤師資格は一生ものですから、結婚生活が落ち着いたり子育てが終わった時期に正社員へのステップアップも可能です。

●薬剤師として独立開業も夢ではない
薬局やストアで働いて主任や店長を目指すというだけでなく、独立して店舗開業というステップアップ方法もあります。そのためのスキルやノウハウを得られる求人先に転職し、資金を溜めながら働くというのも合理的なやり方でしょう。


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<薬剤師の転職理由ってどんなもの?のまとめ>

  • 転職理由はネガティブなものとポジティブなものに分かれる
  • 勤務先の収入や人間関係の不満が理由で転職する人は多い
  • 労働時間の長さや育休が取りにくい等も理由のひとつ
  • スキルアップを目的に前向きな転職をする薬剤師も少なくない
  • 転職先として患者さんと密に接する求人先を選ぶ方法も

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