薬剤師転職サイトの人気ランキング!



かつて「売り手市場」だった薬剤師求人市場も、段々と人手不足が解消され、薬剤師の転職も昔ほど簡単ではなくなりました


こうなってくると、転職で成功の鍵を握るのは「どんな転職サイトを使うか」です。ですが、薬剤師転職サイトも色々と種類が多く、間違った転職サイトに登録すると、担当者に振り回されたうえ、望ましくない勤務先に就職してしまいます。

もちろん、そんな勤務先が長続きするはずもなく、またすぐに転職活動を始めることになります。


こんな失敗がないよう、ここでは現役薬剤師からも評判の高い、薬剤師専門の転職サイトの見極めた方を紹介します。まず転職サイトを見極めるうえで大事な3つのポイントを挙げ、なぜこの3つが大事なのか説明します。

転職サイトを見極めるポイントは?

薬剤師転職サイトというと、「とりあえず大手ならいいでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、大手企業のサイトだから良いサイトとは限りません。優良な転職サイトか見分けるポイントは、以下の3つです。

  • 扱う求人数の多さ(特に病院・調剤薬局)
  • 非公開求人率(病院・企業に多い)
  • 担当エージェントの力量

それぞれについて、詳しく見ていきます。

扱う求人数の多さ(特に病院・調剤薬局)

単純な話ではありますが、扱っている求人数が多いほど、良い求人に出会えるチャンスが多くなります。以下の表は、薬剤師転職サイトの大手4社の、転職先別の求人数(公表分、2016年12月)です。

調剤薬局 病院 企業
薬キャリ 40,806 3,545 458
リクナビ薬剤師 32,512 2,417 66
マイナビ薬剤師 28,023 1,951 100
ファルマスタッフ 61,320 4,013 120

こうして見ると、薬キャリが調剤薬局・病院・企業のどの求人先でも、他社を頭一つ上回っていることが分かります。なぜ薬キャリの求人数が他社より多いのかは後で説明しますが、転職を考えている薬剤師なら、このサイトを使わない手はありません。


ところで、上の表を見て疑問に思った人もいるかもしれません。

求人数(特に調剤薬局)でいえば、薬キャリよりファーマキャリアの方が多いですが、どうなんでしょうか?

確かに、数の上では求人件数は6万にも達しています。ただ、ファーマキャリアの求人数が少し割り引いて見る必要がありそうです。


厚生労働省の平成27年度衛生行政報告例によると、平成27年末の薬局数は58,326です。つまり、ファルマスタッフの調剤薬局の求人数は、調剤薬局の数より多いことになります。


これはファルマスタッフが求人数をごまかしているのではなく、一つの調剤薬局で出している複数の求人をカウントしているためと思われます。

このため、ファルマスタッフの求人数は割り引いて考える必要があるでしょう。つまり、扱っている求人数が一番多いのは薬キャリと分かります。


また、「ドラッグストアとか調剤併設の求人数は見なくていいの?」と思った方もいるかもしれません。

実は薬剤師の転職先の難しさは、企業 > 病院 > 調剤薬局 > ドラッグストア の順です(ただ、企業は会社によって難易度が全然違います)。

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つまり、ドラッグストアや調剤併設型OTCは転職しやすいため、扱っている求人数が多くても、あまり強みにはなりません。非公開求人も少ないし、その気になれば転職サイトを使わなくても転職できます。

「転職サイトの強さ」で見るべきは調剤薬局や病院の求人数です。このため、上の表ではドラッグストアの求人数は扱っていません。

非公開求人率(病院・企業に多い)



「薬剤師の非公開求人」というのをご存じでしょうか?簡単に言うと、その転職サイトに登録しないと見ることができない求人や、会員登録した人の一部にこっそり教えてもらえる求人のことです。


なぜ非公開にするかというと、あまりに人気の案件なので応募者を絞りたい、勤務条件が他の職員よりも良いので公表したくない、等が挙げられます。お気づきのとおり、この非公開求人は大半が優良求人です。

つまり、薬剤師の非公開求人を独占的にどれだけ抑えているかが、転職サイトの魅力にもなります。


自社の非公開求人率はどの会社も原則非公表なのですが、公開しているのが、リクナビ薬剤師、マイナビ薬剤師、薬キャリです。リクナビ薬剤師の非公開求人率は75%、マイナビは40%、薬キャリは非公開求人数8千件、と各社とも公表しています。


この非公開求人をどのように算定しているかまでは分かりませんが、リクナビ薬剤師が他社よりも非公開求人を数多く抱えているのは間違いないでしょう。そして、この非公開求人で特に多いジャンルが病院と企業です。

というのも、現在働いている人と差のある求人が公表されるのを、病院や企業は特に嫌うためです。また、企業は薬剤師の求人先として人気が高いため、候補者を絞るために非公開にすることが多いです。

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薬剤師、企業への転職の注意点は?

人気の病院や企業への転職を検討しているなら、リクナビ薬剤師は外せない転職サイトです。
     

担当エージェントの力量



これは薬剤師サイトに限らずですが、転職支援サイトでは担当者の力量が転職の成否に大きく関わってきます。ここで悩ましいのは、大手の会社なら担当者も優秀かというと、必ずしもそうとも言えないことです。


大手企業であるほど求人数が多いのは確かなのですが、一人の担当者が担当する薬剤師の数も多くなるため、サポートもそれだけ雑になります。これに対して、中堅の会社でも管理がしっかりした会社だと、担当エージェントが担当する薬剤師の数も制限され、しっかりしたサポートを期待できる時もあります。

ただこれは、大手だからダメ、中堅だからOKという単純な話ではありません。やはり、実際に転職支援サポートを受けた薬剤師の方から、ヒアリングする必要があります


ちなみに、下記で紹介している薬剤師転職サイトの人気ランキングで3位に、中堅のファーマキャリアを紹介しているのは上のような理由からです。

いちおしの薬剤師転職サイトをピックアップ!

以上を踏まえて、いちおしの薬剤師転職サイトを紹介します。


まず、一つ目は薬キャリです。このサイトの特徴は、他社の薬剤師転職サイトとも連携していて、他社の求人にもアクセスできることです。

先ほど、薬キャリの扱う求人数が一番多いと説明しました。

ですがこれは当然のことで、他社とも連携していれば、その分だけカバーしている求人数も多くなります。

求人数が多ければ、それだけ(勤務先などの)選択肢もひろがりますので、是非登録しておきたい一社です。その反面、非公開求人はそれほど多くありません(公表している非公開求人数は8,000件程度)。ですので、この1社だけに限定して転職活動を行うのは考えものです。

 薬キャリの公式HPはコチラ




もう一社はリクナビ薬剤師です。強みはやはり、非公開求人の多さです。上でも書いた通り、リクナビ薬剤師だけにしかない病院や企業などの薬剤師求人もあり、薬剤師が転職活動をするうえで、外せない一社です。

求人の数をカバーするなら薬キャリですが、質をカバーするならリクナビ薬剤師が良いでしょう。

 リクナビ薬剤師の公式HPはコチラ



以上、おすすめの上位2サイトを紹介しましたが、以下では上位5位までの転職サイトのランキングを紹介します。転職サイト選びをするうえで、是非参考にして下さい。

薬剤師の転職サイト人気ランキング

薬キャリ
薬キャリ
昨年、薬剤師登録者数でNo.1だった薬剤師転職支援サイトです。他の転職支援会社と連携しているため、他社の薬剤師求人にアクセスができるのが魅力です。特に調剤薬局や病院の求人数は多く、幅広い選択肢から選びたい人にはおススメです。

新着求人メールの設定をすれば、自分の希望に沿った新着求人が毎日送られてきます。優良求人にいち早くアクセスできるのも、大きな魅力です。ただ、非公開求人数がやや少ないのが残念な点です。
求人数 非公開求人 魅力
5万件 8千件 幅広い求人にアクセスできる

リクナビ薬剤師
リクナビ薬剤師
求人大手「リクルート」が運営する薬剤師転職支援サイトです。公表している求人件数は3万5千件とそれほど多くありませんが、非公開求人を数多く抱えているのが強みです。リクナビ薬剤師にしかない病院・企業の求人が数多くあります

また、大手ながら転職エージェントのサポートは、それなりの定評があります。求人の質にこだわりたい方は、是非登録しておきたい一社です。
求人数 非公開求人 魅力
3.5万件 75% 求人の質が良い

マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師
求人大手マイナビが運営する、薬剤師・転職支援サイトです。求人数は非公表ですが(推定4万件)、転職コンサルタントのサポートには定評があり、利用者からも高い満足度を獲得しています。

全国14か所にオフィスがあるため、地方の方でも利用しやすいのもメリットです。求人数自体は多くありませんが、非公開求人もそれなりに抱えているため、病院狙いの人は登録しておいて損のない一社です。
求人数 非公開求人 魅力
4万件(推定) 40% 利用者満足度が高い
ファーマキャリア
ファーマキャリア
最近、人気上昇中の薬剤師の転職支援会社です。他社に較べて中堅の会社で、求人数も非公表です。この会社の魅力は、転職エージェントのサポートの質が高いことです。各担当者は、元大手にいた人で経験の長い人ばかりです。

担当する薬剤師の数も制限されているため、一人ひとりに向き合った転職サポートをしてくれます。特に、「オーダーメイド」求人と呼ばれる当社の独自システムでは、担当者が薬剤師にじっくりヒアリングした上で、その人にあった転職先をアレンジしてくれます。大手にない熱心なサポートが魅力です。
求人数 非公開求人 魅力
非公表 非公表 転職サポートが良い

ファルマスタッフ
ファルマスタッフ
東証一部「日本調剤薬局」グループの薬剤師・転職支援サイトです。全国15か所に支店を持ち、専任コンサルタント80名と、薬剤師転職会社としては、最大規模です。

利用者満足度も94%とそれなりに高く、担当者による職場への事前ヒアリングや、薬剤師の転職後フォローなども実施しています。地方で転職活動する薬剤師の方なら、登録しておいて損のない会社です。
求人数 非公開求人 魅力
7.5万件(公称) 非公表 全国15か所の拠点

薬剤師転職サイトの上手な使い方



ここでは、薬剤師転職サイトを上手に活用する方法を簡単に紹介します。ポイントは大きく言って3つです。

  • 複数サイトへ登録しよう!
  • 自分の軸をしっかり持とう!
  • 担当者とは適度な距離感を保とう!

(その1)複数サイトへ登録しよう!

「複数サイトを天秤にかけているみたいで申し訳ない」
「そんなに、いくつも登録して収拾がつかなくなりそう・・」

こんな風に考える人もいるかもしれません。ですが、薬剤師が転職活動をするなら、複数サイトへの登録は絶対です!

薬剤師の転職サイトでは、担当コンサルタントのサポートが大きく影響してきます。上で紹介した転職サイトなら、優良なコンサルタントに会える確率は高いです。ですが、絶対ではありません。もしくは優秀な担当者かもしれませんが、あなたと相性が合わないかもしれません。


そんな時、嫌々取引していたら、こちらの希望も伝えづらくなります。こうしたことを防ぐためにも、複数のサイトに登録するのが転職活動の基本です。複数サイトの登録は転職会社の人もよく理解しているので、嫌な顔をされることはありません。

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ただ例外があって、10社とか20社とかの転職サイトに登録するのは絶対に止めましょう。数が多すぎて混乱するだけです。せいぜい3社、どんなに多くても4社に留めてください。

(その2)自分の軸をしっかり持とう!



「もっと自宅から近い職場がいいから転職しよう!」と思って転職活動を始めたけど、いざ転職サイトから数多くの求人候補先を提示されると、給料の高い求人などに惑わされてしまって、本来の転職活動の目的を忘れてしまう人がいます。

確かに転職サイトは役に立つサービスですし、転職コンサルタントはあなたの希望に合った求人先を提示してくれるでしょう。

ですが、転職先を最終的に決断するのは、何よりもあなたです。「あっちがいいかも、こっちがいいかも」と色々迷ってしまっては、転職コンサルタントも十分なサポートができなくなります。


ですので、最初に「自分は何のために転職するのか、譲れない条件は何か」といった自分の軸をハッキリさせることが大事です。。こうした軸を持たないと、転職サイトを使っても転職に失敗する確率が高くなります。

(その3)担当者とは適度な距離感を保とう!

複数の転職支援サイト(会社)と取引していると、相性の合う担当者もいれば、そうでない担当者も出てきます。そうすると、相性の良い担当者が紹介してくれる求人先から探したくなるのが人情です。ですが、これは止めてください!


転職活動は人生にとって一大イベントです。もちろん、転職に失敗しても次はありますが、一旦就職した勤務先を退職するのは、それなりにエネルギーを使います。

いくら仲の良い担当者が紹介してくれた求人案件でも、「これは何となく怪しい」と思える要素があったら、立ち止まって下さい。

逆に、ちょっと苦手な担当者の紹介であっても、「これは!」と直感に響くものがあったら、より前向きに検討することとおススメします。

 薬剤師のオススメ転職サイトはこちら



薬剤師の転職サイトって、使う必要あるの?



転職活動の際に、自分一人の力で求人活動を行う薬剤師の方もいますが、これは効率の悪いやり方です。独力で行うよりも、薬剤師転職サイトを活用した方が、多様なメリットが期待できます。

ここでは、薬剤師の転職サイトを利用することによって得られるメリットについて、代表的なものを3つご紹介していくことにしましょう。

豊富な求人情報に簡単にアクセスできる

独力で転職活動をするとなると、入手できる求人情報は友人・知人の紹介、薬剤師会、ハローワーク、職場のHPなどでしょうか。

どの方法にも一長一短ありますが、共通して言えるのは入手できる求人情報が少なすぎることです。給与や勤務条件は分かっても、職場の雰囲気や教育制度など、通常の求人情報に書かれてない内容を得ることができません。


例外は友人・知人の紹介ですが、これも紹介する人によって情報に濃淡がありますし、万一自分に合わない職場でもすぐには辞められない、などデメリットも少なくありません。

薬剤師求人サイトなら、多種多様な求人にネットやスマホで確認・応募することができるので、その分だけ選択肢も広がります

ハローワークでもネットで情報を確認できますが、実際の応募はハローワークまで直接出かける必要があります。公的な職業紹介機関は、まだまだ使い勝手がよくないのが実情です。

非公開求人を扱っている

上でも軽い取り上げましたが、他社では紹介していない非公開の薬剤師求人を扱っているのも、薬剤師転職サイトの大きなメリットです。


人気が集中しやすく待遇や条件が良い求人先は、応募が殺到してしまいます。このため、求人を非公開にして応募者を限定し、より良い人材をじっくり選別するために雇用する側も非公開求人で募集を掛ける時があります。

また、現在の職場の雇用条件よりも良い条件で応募を出す時にも、職場の人に見られないように非公開求人にする例もあります。


こうした非公開求人は、独力で転職活動をしていても、絶対に巡り合えない案件です。こうした非公開求人には、応募者側にも一定の条件があるので、転職サイトに登録すれば誰でも応募できるとは限りません。

とはいえ、チャンスを少しでも広げる意味で、転職サイトへの登録はムダにはならないはずです。

ちなみに、こうした非公開求人を多く使うのは、病院や企業です。病院は他の従業員に募集内容を知られたくないため、企業は応募が殺到するのを防ぐため、という理由が多いようです。

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調剤薬局と病院を比較した!薬剤師が就職・転職するならどっち?

転職コンサルタントによるサポート



3つ目ですが、専属のコンサルタント(=担当者)による手厚い転職サポートを受けることができます。

ハローワークでも簡単なフォローを受けることはできますが、公的機関によるサポートということもあり、それほど手厚いサポートは期待できません

転職エージェントによるサポートとしては、たとえば以下のものが挙げられます(場合によっては一部受けられないこともあります)。

  • 転職希望先の綿密なヒアリング
  • 薬剤師としての今後のキャリアアドバイス
  • 転職候補先の選定・紹介
  • 転職候補先の背景情報のリサーチ
  • 履歴書の書き方指導
  • 採用面接の指導・アドバイス
  • 面接・職場見学への同行
  • 転職後のフォロー・ヒアリング

こうした転職サポートは、ハローワークや地元の薬剤師会では絶対に受けられないサービスです。

すでに何回も転職活動を行っている猛者のような方なら、こうしたサポートは必要ないかもしれませんが、転職活動に自信のない方や経験の浅い人は是非受けておきたいサービスです。


以上、3つの特徴についてご紹介しましたが、この他にも転職サイトを活用するメリットはたくさんあります。どのサイトも無料で登録できます。自分の希望に合った転職先を見つけるためにも、積極的に活用しましょう。

 薬剤師のオススメ転職サイトはこちら