薬剤師が外資系企業へ転職する時の注意点は?

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外資系の医薬品企業は待遇が良いところも多いため、薬剤師から高い人気を誇っています。

では、外資系企業で働く薬剤師はどのような働き方をしているのでしょうか?


薬剤師が外資系企業で働く上でのメリットやデメリット、外資系企業に転職する際に注意すべきポイントも合わせて確認していきましょう。


外資系企業の薬剤師、仕事内容や特徴は?

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薬剤師の転職先として人気の高い外資系企業ですが、薬剤師が活躍できるのはどのような企業なのでしょうか。

外資系企業で働く薬剤師の仕事内容や、外資系企業と日系企業との違いも合わせて見ていきましょう。

薬剤師の働く外資系企業、どんなところがある?

外資系企業とは、会社の資本の1/3以上を海外に住む個人や外国企業が出資している企業のことを指します。

海外に本社があり、日本にその支社があるような企業は、会社の規模も大きいため、世界を股にかけるような仕事をすることもできます。


薬剤師の募集をしている外資系企業は、医薬品の開発・生産から販売までを手がける製薬会社がほとんどです。

その他にも、医療機器メーカーやCRO(医療品開発受注機関)による募集も見られます。

薬剤師、外資系企業での仕事内容は?

外資系企業で働く薬剤師の仕事はさまざまですが、製薬会社の場合、研究開発職と営業職の大きく2つに分けることができます。

研究開発職は、「研究部門」と「開発部門」に分けることができます。


研究部門の薬剤師の主な仕事は、薬理学や生物学などの研究を行い、病気やケガの予防・治療に有効な成分を見つけ出すことです。

そこから新しい薬を作り出すのです。


そして開発部門の薬剤師は、研究部門の薬剤師が作り出した新薬の臨床試験を行い、新薬の安全性や有効性を調査することが主な仕事になります。

一方で製薬会社の営業職となると、薬剤師が主に活躍できるのはMR(医療情報担当者)でしょう。


MRは、医療機関にさまざまな医薬品の情報を提供して販売するだけでなく、医薬品の効果や副作用などの情報を医療現場から受け取る役割を果たしています。

これらの他にも、治験コーディネーターとして治験全体を統括したり、医療品セールスのサポート・企画を行ったりといった仕事もあります。


このように、薬剤師を必要としている外資系企業では、幅広い仕事のニーズが存在しています。

また、国内の調剤薬局などに勤務する薬剤師と比べると、会議への出席や関係する各省庁との折衝、書類作成や資料データ入力といった事務仕事も多い傾向にあります。

<関連記事>:薬剤師のDI(ドラッグインフォメーション)業務とは?

外資系と日系企業、どんな違いがあるの?

日系企業は業務内容が細かく分かれており、それぞれの担当者が自分の仕事をこなす、という働き方が主流となっています。

限られた範囲での仕事になることも多く、ルーチンワークになりがちです。


一方で多くの外資系企業では、日系企業よりも多くの権限がそれぞれの社員に与えられます。

自分の裁量で仕事を動かすことができるので、能力の高い人は遺憾なくそのスキルを発揮できるでしょう。


しかしその分、1人1人が負う責任も大きくなります。

仕事に対する結果の内容やパフォーマンスも、日系企業と比べて非常に高いものが求められるのです。


外資系企業の薬剤師、メリット・デメリットは?

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外資系企業での薬剤師の仕事や、外資系企業と日系企業との違いを見てきましたが、薬剤師が外資系企業で働く場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

年収や働き方の違いを中心に見ていきましょう。

年収アップは実力次第?

外資系の製薬会社の場合、研究開発職では最低でも700~800万円ほどの年収を見込むことができるでしょう。

また営業職(MR)の場合、努力次第では20代で1000万円以上の年収を得ることも可能です。


いずれにしても、外資系企業では「年収1000万円以上」という条件の求人は少なくないのです。

外資系企業の年収が高い主な理由は、基本給にプラスして、能力給やインセンティブといった実力や頑張りによって報酬が増える制度を設けている会社が多いことにあります。


年功序列の給与体系となっている会社が多い日系企業とは異なり、外資系企業では実力次第で年収アップが見込めるのです。

<関連記事>:薬剤師の最高年収ってどの位?1000万円?

フレキシブルな勤務が可能

外資系企業の多くは「成果主義」です。

基本的には、会社が望む以上の結果を出すことができれば評価されるので、勤務体系も日系企業より比較的自由な会社が多く見られます。


フレックスタイム制を導入している会社も多く、場合によっては週4日勤務などといった働き方もできます。

しかし、自分の裁量で勤務時間を決めることができるといっても、結果を出さなければ評価されません。


自分の能力が仕事の量や質に追い付かず、残業が多くなってしまっても、自己責任とされてしまうことに注意が必要です。

語学スキルは必須?

外資系企業では、上司や同僚はもちろん、取引先が外国人というのは当たり前です。

連絡や報告をはじめ、医薬品関連のレポートや資料の作成、交渉なども主に英語で行います。


外資系企業で働く場合は、日常会話や学校教育レベルの英語では厳しいと考えて下さい。

ビジネス英語でコミュニケーションが十分に取れ、医療や薬学関連の専門用語にも精通しているといったレベルの英語力が求められます。


そのため外資系企業は多くの場合、求人の段階でTOEICのスコアなど、英語スキルの程度が客観的に分かる条件を提示します。

また、昇格の条件としてTOEICのスコアが必要になることもありますので、英語力に自信がある方でも一度は語学試験を受験しておいた方がよいでしょう。


薬剤師が外資系企業に転職する際の注意点は?

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頑張りに応じて収入や待遇が良くなったり、比較的自由な勤務体系を選べたりと、外資系企業での勤務はメリットもたくさんあります。

では、実際に薬剤師が外資系企業に転職する際には、どのような点に注意するとよいのでしょうか。

求人数が少なく倍率が高い

そもそも企業における薬剤師求人は、調剤薬局やドラッグストアなどの求人に対して数が多くありません。

外資系企業となると、求人数はますます少なくなります。


また、高収入・高待遇を目指す人や薬剤師としてのキャリアアップを狙っている人からの人気が高いため、求人数に対して応募する人の数が多く、非常に高い倍率になってしまうことも多いです。

外資系企業の薬剤師求人は非公開のものも多く存在します。


数少ない外資系企業の薬剤師求人を見逃さないためにも、薬剤師専門の求人サイトに登録し、キャリアアドバイザーを上手に活用しましょう。

<関連記事>:薬剤師の転職年齢、いくつまで大丈夫?

経験・スキルのない人は不利になる

薬剤師は人材が不足している職場も多く、他の業界の職業に比べると転職に成功しやすい職種です。

しかし、外資系企業となると話が異なります。


外資系企業では、一定の期間にきちんと結果を残さなければなりません。

そのため、研究開発職や営業職(MR)といった業務が未経験だったり、英語力がそれほど高くない人は採用されにくいです。


採用されたとしても、経験者や英語力の高い人と比べると苦労しやすい傾向があります。

外資系企業での勤務を考えている方は、国内企業で経験を積んだり英語力を高めたりと、準備してから転職活動に臨むと転職に成功しやすいでしょう。


外資系企業は「自分の能力を高めたい」「高収入・高待遇を得たい」という方には特におすすめの職場です。

少ない求人の中から自分に合った外資系企業の薬剤師求人を見つけるためにも、薬剤師専門の求人サイトを上手に活用しましょう。


<この記事のまとめ>

  • 薬剤師求人を出す外資系企業には、製薬会社や医療機器メーカーなどがある
  • 研究開発職や営業職などがあり、日系企業より個人の権限が多く責任も大きい
  • 実力や結果に応じた年収や自由な勤務体系が魅力だが、残業が多くなる人も
  • 英語力は必須で、ビジネス英語はもちろん専門用語も網羅しておく必要がある
  • 求人数が少なく倍率も高いため、薬剤師専門の求人サイトを上手く活用する


薬剤師の転職サイト、おすすめは?



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