薬剤師で土日休みのある求人先は?



「薬剤師の仕事は土日も休みがない」というのが一般的です。しかし勤務先によっては土日が休みになる薬剤師の仕事もあります。

ここでは土日休みの薬剤師の正社員やパートの求人先にはどんなものがあるのかと共に、求人先の特徴や転職に際しての注意点も併せて説明していきます。


土日休みのある正社員の求人先は?


土日休みのある求人割合が最も高いのは企業

以下の表は、薬剤師の転職先別の「土日休み」がある求人の割合です。この表を使って説明します。

薬剤師の土日休みデータ(正社員)

正社員求人 土日休み 割合
調剤薬局 25,469 3,161 12%
病院 3,697 566 15%
ドラッグストア 3,358 366 11%
企業 743 634 85%

上記の表から読み取れる通り、土日が休みのある求人先として、最も比率が高いのが企業勤務です。

製薬メーカー内でDI(医薬品情報管理)業務やコールセンター業務を担当する仕事なら、一般的な会社員(OL)と同様に土日祝日に休むことが可能です。上の表の通り、企業勤務の薬剤師求人数のうち、約85%を占めています。その意味では土日休みの仕事を狙うなら企業勤務がベストとかもしれません。


ただし、薬剤師の企業勤務は求人数が限られており、希望者が必ず転職できるとはいえません。上の表でも、企業の求人自体が少ないことに加えて、薬剤師の転職が最も難しいのが企業です。とはいえ、今後は薬品メーカーの臨床試験を請負う民間企業CRO(受託臨床試験機関)による薬剤師求人が増えると予想されていますので注目してみてもいいでしょう。

企業以外の、土日休みのある求人先は?

再び、先ほどの表に戻りましょう。企業勤務以外で、土日休みの求人先が多いのは病院です。ただし、その比率は企業と違い高くありません。

とはいえ、総合病院で調剤や製剤、救命救急などの部署で土日休みの求人を探すのはむずかしい部分もあります。むしろ狙い目は回復期リハビリテーション科や心療内科、精神科、療養型病院といった求人先でしょう。病院だけでなく同様のタイプのクリニックもねらい目です。


調剤薬局やドラッグストアの土日休みの求人割合も、病院と同じく高くありません。とはいえ、調剤薬局は求人の数自体が多いため、土日休みの求人数が多いことが表から読み取れます。


調剤薬局で土日休みの求人先としては総合病院の門前薬局、土日休業のクリニック近辺の薬局、大都市のビジネスビル内の薬局などが挙げられます。ドラッグストアで土日休みの求人はあるものの、シフト制で休日が決まるところが大半のため希望通りの求人先を見つけるまでには時間がかかるかもしれません。


土日休みのあるパートの求人先は?


企業のパート求人は非常に狭き門

次に、薬剤師パート求人のうち、土日休みのある割合を見ていきましょう。下の表をご覧ください。

薬剤師の土日休みデータ(パート)

パート求人 土日休み 割合
調剤薬局 15,713 1,917 12%
病院 1,072 158 15%
ドラッグストア 2,853 347 12%
企業 65 35 54%

薬剤師パートで土日休みの求人先で最も割合が高いのは、正社員と同様に企業勤務です。とはいえ、企業で土日休みのあるパート求人の数自体が極めて少なく、ここを狙うのは現実的ではないでしょう。表から読み取れる通り、企業の求人ではパートの数自体が少ないためです。

最も求人が多いのは調剤薬局

表にもある通り、パートの土日休みのある求人で最も多いのは調剤薬局です。土日休みの割合はドラッグストアや病院と変わりませんが、求人の数自体は最も多いです。正社員求人と同じく、土日休みの病院やクリニックの門前薬局などがねらい目です。

次に求人が多いのが、ドラッグストアです。ビジネスビル内の調剤併設型薬局(ドラッグストア)などが主です。ただしパートの場合はシフト制で土日休みという求人や、週2~4日程度の勤務という求人が少なくないのが特徴です。ドラッグストア求人には夜間勤務のあるところも含まれており、勤務スケジュールに関しては相談可となっているケースもあります。


病院の土日休みの求人は、割合としては調剤薬局と変わりませんが、求人自体は多くありません。業務内容は調剤や注射セット、薬剤管理指導、医薬品管理などが中心ですが、治験薬管理や医薬品情報管理といった業務もあり調剤薬局勤務とは多少異なる仕事と考えていいでしょう。クリニックの求人も多数あるので検討してみるといいかもしれません。


土日休みのある求人の特徴は?


最も多いのは調剤薬局

薬剤師で土日休みの特徴は調剤薬局からの求人件数が多いという点です。これは正社員・パートを問いません。求人件数に対して土日休みの割合が高いのは病院ですが、件数自体は調剤薬局の方がずっと上です。


調剤薬局からの求人件数が多いということは選択肢が豊富で、希望の条件にあった求人先を探しやすいということです。例えば土日休みという条件に加えて「自宅の近くで働きたい」「残業がないところがいい」「シフト制の店舗は避けたい」「フルタイムで働きたい」「夜間勤務はしたくない」「週に3日程度の仕事がしたい」等々の条件で絞っていくことができます。

もちろん給料や時給の高いところを選びやすいというメリットもあり、求人先としては調剤薬局が一番の狙い目といっていいでしょう。

意外にねらい目?企業の薬剤師求人

二番目に注目したいのが企業からの求人です。求人件数は低めではあるものの、土日休みの確率が高いというのは狙い目でしょう。

企業勤務はオフィスワークができる点、スーツを着て働ける点、土日だけでなく祝日や年末年始も休みが取れる点など多くのメリットがあります。業務内容はデスクワークから営業まで広範囲で、正社員求人を探している人に特におすすめです。

その他の土日休みの求人としては、今後需要の伸びが予想されている高齢者関連施設や介護関連施設があります。主な業務は施設内での入居者向け調剤業務や残薬確認などで、薬剤師としては少し物足りないかもしれませんが、土日休みというだけでなく残業も少ないので注目してみてもいいでしょう。落ち着いて働ける職場としてブランク明けの人にも適しています。


土日休みのある求人先への転職、注意点は?


企業への転職はとにかく難しい

土日休みの求人で最も割合が高いのは企業への転職ですが、業務内容は営業とデスクワーク、コールセンターという勤務先が大半です。外回りの多い営業やパソコンの知識やスキルが必要になるデスクワーク、不特定多数のお客様とのコミュニケーションが不得手という人には適していない場合があるので注意しましょう。

企業勤務は求人数自体が少ないという問題点や、応募者が多く面接試験がむずかしいというデメリットもあります。

病院・ドラッグストアへの転職はどう?

病院やクリニックなど医療機関は、勤務先によって業務内容が異なります。院内薬局で薬剤の調剤のみを担当するだけでなく、注射薬の調剤や混合調剤、点滴調剤など多岐にわたる業務を担当する可能性もあります。

注射薬や点滴薬の調剤は責任の重い業務ですので新たに勉強が必要になるかもしれません。逆に小規模の病院やクリニックに転職した場合、専門業務だけでなく受付や清掃といった仕事もこなさなくてはならない勤務先もあるようです。

ドラッグストアの求人先を検討する際は、土日の休みが確約されているかを事前に確認するようにしましょう。ストアによってはシフト制で土日出勤が求められたり、人手不足で欠勤者の穴埋めを求められるケースも見られます。また夜間の時間帯の交替勤務制のあるストアも少なくないので、夜間勤務は避けたいという人は事前チェックが不可欠です。

やはりねらい目は調剤薬局

土日休みのある求人先への転職で、まず押さえておきたいのが調剤薬局です。その理由は求人件数が圧倒的に多いこと、調剤業務が中心であること、患者さんと直接コミュニケーションができること、柔軟なワークスタイルが可能になりやすいこと等が挙げられます。

調剤薬局では薬剤師が重要な存在となるため、多少の無理が利くというメリットもあります。薬剤師で土日休みの求人先を探している場合は、正社員・パート共に調剤薬局に絞って転職活動することをオススメします。

<薬剤師で土日休みのある求人先は?のまとめ>

  • 企業の正社員求人の大半は、土日休み
  • 病院、調剤薬局、ドラッグストアは2割以下
  • 最も求人数が多いのは正社員、パート共に調剤薬局
  • 企業求人は数が少なく採用されるのは困難な一面も…
  • 土日休みの求人先探しは調剤薬局に絞ると成功しやすい

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